工場日記

有限会社ケーティーシー

豪雨の中

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 豪雨の中、避難する人たち。助ける人の勇気、生き残ろうとする勇気。新聞を読んで涙しています。

濁流で水位が上がる施設の一階で、握っている手がしびれて支えきれず、「ごめんなさい」。と手が離れた話し。

 私の母の話を思い出した。東京大空襲の中、亀戸駅の近くのガード下で、「握っていた母の手を放してしまった。それっきり会うことができなかった。」

母が毎年3月両国へ行っている意味がやっとわかった。生き残っても、ずっと背負って生きなければならない。子供の前で涙を見せたことのない母が、最初で最後の涙でした。戦後40年たって、初めて聞きました。